絞り-ぼかしを生かした写真


f/5.6 とか f/11 とか言う数字を見たことがあるだろうか?これを「絞り」という。
絞りをしぼれば入る光が減り、絞りを開くと入る光が増える。光が多く入れば、シャッターが早く切れるので、瞬間を切り取ることができる。一方で、絞りをしぼると、より広い範囲でピントが合うようになる。この辺りは私のつたない説明を綴るより、ニコンのサイトのの説明を見ていただいた方が分かりやすいだろう。

f5_3

NikonD3200, ISO6400、 f/5.3, シャッター速度 1/200、ストロボあり

Nikon D3200, ISO6400, f/9, シャッター速度 1/200秒、ストロボあり

Nikon D3200, ISO6400, f/9, シャッター速度 1/200秒、ストロボあり

Nikon D3200, ISO6400, f/16 シャッター速度 1/60 秒、ストロボあり

Nikon D3200, ISO6400, f/16 シャッター速度 1/60 秒、ストロボあり

この3枚はどれもストロボをたいているので、光の量はほぼ同じだ。f の後に続く数字が大きいほど絞りが絞り込まれていて、カメラの中に単位時間あたりに届く光の量が少なくなる。この F の値を F値(ち)という。カメラで写真を撮るにはある程度の光を集める必要があるので、F値が大きいほど、時間がかかる。これはつまり、シャッターを切るのにかかる時間が長くなる。シャッターが切れ前に動いてしまうと画像がぶれてしまう。ちなみに、f/16 の写真は 1/60 秒もかかっていて、しっかり構えないとぶれてしまうほどだ。

一方で、F値が小さい物はより明るく、多くの光が入ることを意味する。正し、F値はレンズの明るさをこえることができない。私がこの時に使っていたレンズは、ニコンの Nikon AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR
という一番明るくても F3 .5 のレンズだ。このレンズは 18mm 革では f/3 で、 55mm側では f/5.6 というズームレンズだ。55 mm 側で写真をとったので、f/5.6 より明るくなることはない。(実は明るいレンズは値段が高いのだが、それはまたの機会に)

F値が小さいとピントが合う範囲が狭い。写そうと思っているの対象のうち前の方の物にピントを合わせるか、真ん中にするか、後ろにするかといった選択ができるので、面白いことができる。そんな絞りを調整して、屋外で撮ってみた春を告げる一枚。

Nikon D3200, ISO3200, と出 +0.7ev、 f/5、シャッタースピード 1/3200

Nikon D3200, ISO3200, 露出 +0.7ev、 f/5、シャッタースピード 1/3200。曇りだったので、露出を調整して花の色を引き出した。

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カテゴリー: 身の回りのこと, 写真

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