人の振りみて我が振りを見直す時


久しぶりにブログを書こうと思ったのは憤ることがあったからだ。しばらく時間をおいて、この出来事から何か学べることはないか、そう考えて投稿しようと決心した。

ある日バス停に行った。英語で多少うるさいなあと言う位の声で、出張に行くと思しき人とアジア系だが日本人ではないと思われる人が話をしていた。聞くつもりはなかったが、聞こえてしまった。正直、あまり気分の良い内容ではなかった。この街は交通の便が悪いから始まって、ちまちました地元の小さな会社は早晩潰れるだろうとか、日本はそのうち沈んで行く国だと言うようなことを言っていた。こんな街に住んでいるなんて信じられないとも。そしてその場に他には私一人しかいない状態で、私のことを one of them と呼んだ。

彼が言っていたことが全て本当だとしても、あいさつもしていない、単にバス停で居合わせただけの人間に貶められるいわれはないはずだ。

彼の誤算は彼の言っていることを一言残さず私が理解できたこと、言っていることを相手が理解できた場合にどう感じるかと言うことへの想像力のなさだ。

翻って自分のことを考えて見るとそんな発言をしたことがないと言い切る自信は全くない。また、海外で何語であってもよその国や人の陰口を決して言わないようにしているのは、そう決めておいてよかったと思っている。

彼と人生が重なることはないだろうけど、自重する意味で引き合わされたのかもしれない。

相手の立場を慮る日本人の仕事は私と小さな経験の中だけでも方々で評価されている。主張ではなく、思慮深くあれという警鐘だと考えて自重したい。

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