マジックアワー


最近になって知った写真の言葉だが、「マジックアワー」という言葉がある。日没直後の 10 分ほどの薄明かりの時間を言う。

この時間は光の加減がドラマチックで、光と影をうまくとらえることができればどんな被写体でも綺麗にそしてなんとなく芸術的にとれてしまうからと思う。私の場合写真を撮ろうと思って旅に出かけたりできるほど時間が自由にはならないので、中々狙っていくことは難しい。そして、天気も味方してくれないといけない。

ここに掲載した写真は珍しく狙って撮ろうと思って場所・時間を考えて割と狙い通りになったなとおもう一枚。実は思い描いたより少し明るかったので、わざと絞りをしぼって気持ちシャッタースピードも速くしている。こうすることでシャッターが落ちるまでに入ってくる光の量が少なくなり、暗めの画像ができあがる。

この瞬間を待つ時間、私などよりずっと先輩のカメラマンの方が「ここからは富士山がみえることもあるんだけど、今日はダメだねえ」と仰っていた。富士山が一番よく見えるところはこの撮影ポイントより 5〜600m は北の方だけれども、夕日に光り輝く富士山を海の向こうにとれたらそれはそれで美しかっただろうとは思う。

私としては澄んだ空気の中自分のはく息が白くなるのを長めながらこの瞬間に出会えたことだけで有り難かった。
冬は空気が澄んでいて有り難いのだが、場所決めをしながら1時間程度待っているだけでもかなり冷え込む。
ポケットに使い捨てカイロと分厚いコート、できれば温かいコーヒーは持って出たい。

夕暮れ(銚子マリーナ, Nikon D3200, ISO 100, f/13, 1/125)

撮影情報:
夕暮れ
(銚子マリーナ, Nikon D3200, ISO 100, f/13, 1/125)

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カテゴリー: 身の回りのこと, 写真

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